「山の風景ワイド」05「夕日を浴びて」(real)

CLIP STUDIO PAINT EX


「山の風景ワイド」04の山のシルエットを活かしつつ、
リアル系風景画に描き直しました。
線画を無くし大部分を描き直していますので、
前回とは全く雰囲気の違う写実的な画風の絵になっています。
絵画的表現ですね。





リアル系といっても実際の風景とは光の入り方なども違っていると思います。
リアルさだけを求めるのならば実際の風景を見てその通りに描けばよいのですが、
折角絵を描く訳なので、出来れば印象的なものが描ける様になりたいものですね。

リアル系（カリム的表現）一般的には写実的表現なのですが、
絵の基本、彩色技術の向上になるので描くのは好きです。
近年、実際の風景を見て風景画を描くという事をやっていませんが、
それは、自分自身で世界（風景）を作り上げたいという気持ちもあるのと、
なにも見なくても自在に描けるだけの想像力を鍛える為でもありますね。

それと、風景画に関しては、気持ちの上では
14歳頃に納得できるレベルに達した感がありました。
それ以降、絵から遠ざかっていた時期もありましたが、
最近ではＣＧでの風景画の再開って感じです。
2年程前からリハビリを兼ねてＣＧでの風景画を始めてみましたが、
最初は手描きとの技術の違いで大変苦労しましたね。
最近では風景画を描く感覚がなんとなく戻って来た感じです。

話しは変りますが、
その昔、ヨーロッパでは写実主義やロマン主義なんかで、
どちらが優れているか、などの事でもめている時代がありましたが、
写実的な表現が悪い、自由な表現が悪いって事は無いはずですよね。
そんな事自体でもめていたのもおかしな話ですが、
裏では派閥や権力や欲望などが絡んでいたのでしょうか？

カリム的には、どちらの良いところも楽しみたいものです。
それと、その昔のヨーロッパと違って、
近年ではカメラの性能なども格段に上がっている筈ですので、
芸術的な自然の風景をとらえて魅せる媒体にも成りえますので、
絵を描く場合、あえて写真と同じようにする必要も
ないんじゃないかとも思っています。
写実的な表現でも、印象的な絵が描ける様になりたい感じですね。
絵だからこそ表現できるものがあるだろうと思っています。

それから、絵を純粋に楽しんで描いていたら、
最初は描きたいものを描き、技術が上がればそれ以上の
ものが描きたくなるものだと思っています。
カリムの中では、写実的表現と言うのも画風の一つとして
磨き上げたいところでもありますね。
勿論、自身で作り上げる世界が好みですが。

サイト：カリムのお気楽☆アトリエ
作品：「山の風景ワイド」05「夕日を浴びて」(real)
作者：カリム

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